不動産投資家とは、どんな人たちなのだろう?
「マンション、アパート、戸建てなどの収益不動産を所有し、そこから賃料収入を得ている人」というのが一般的な定義で、世間的には先祖代々続く地主や大富豪、資金に余裕のある会社経営者をイメージする人が多いかもしれない。
しかし、実際の不動産投資家のほとんどは、会社員や公務員などごくごく普通の善良な市民であることは、健美家ニュースの読者ならよくご存知であろう。副業として興味がある人、節税対策として考える人、不労所得がほしい人など、動機は人それぞれだ。
こうした市井の人々につけ入り、投資目的のシェアハウスの販売会社とサブリース(転貸)業者、そして、スルガ銀行がグルでだまして働き盛りの40代の会社員や公務員らに30年ローンを不正融資したのが、「かぼちゃの馬車」事件だ。
大下英治著「スルガ銀行 かぼちゃの馬車事件 ―四四〇億円の借金帳消しを勝ち取った男たち」は、だまされた物件オーナーが、家族の生活を守るため、自身の名誉を回復するため、凄腕弁護士の河合弘之氏ら弁護団と一丸となってスルガ銀行に闘いを挑み、不動産担保ローンの残額440億円の帳消しを勝ち取るまでの実録ドキュ
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