不動産業界には、千の言葉のなかに真実は三つしか含まれない、という意味の「千三つ(せんみつ)」という言葉が存在する。
プロである不動産業者と素人であるエンドユーザー(末端消費者)が同じフィールド上で、数千万円からときには数億円もの不動産取引を行うのだ。プロが巧妙に嘘を吐いたり、真実を隠しながら近寄ってくれば素人が看破するのは至難の業。たちまち食われてしまうような弱肉強食の世界だ。
不動産業界の裏側を鮮烈に描く人気コミック「正直不動産」
ドラマ化にあわせて公式副読本が登場
そんな不動産業界を舞台にした人気漫画が、ビッグコミック(小学館)で連載中の「正直不動産」だ。主人公の不動産営業マン・永瀬財地(ながせさいち)は嘘をつくことも何らいとわない口八丁の営業スタイルで、常にトップの成績を挙げてきた。
しかし、ある日を境に嘘が全くつけなくなってしまい、とたんに営業成績はガタ落ち。千三つの世界で嘘をつけないという大きなハンデに悪戦苦闘しながらも、「正直営業」で奮闘していくというストーリーだ。
本作では不動産取引にまつわる様々なテーマを取り扱っており、実際の事件・事例をモチーフにしたエピソードも多い。悪徳不動産業
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