「戸建て投資」をテーマとした本が相次いで出版されている。その多くは、2010年前後に不動産投資を始めた投資家が、「私はこんな戸建てを買い、こんな風に埋めて、収入が増えました」という体験談をまとめたものだ。
著者の細かな属性や物件の立地といった具体的な場所や収支が紹介され、情報も比較的新しいものが多いため、著者と同じ手法を実践している(または実践したい)読者は物件選びやリフォーム代金などの目安にするなど、読んで「すぐ」に役立てることができるのが特徴だ。
「自分と年齢も収入も似たような著者にできたのだから、自分にもできるかもしれない」とパワーをもらう読者もいるだろう。言い換えれば、比較的若い投資家が現在進行形の体験談を中心に書いた「戸建て投資本」は、著者が「等身大」であることが一つの魅力といえる。
そんな中、やや異色ともいえるのが、1962年生まれ、親の代からアパートやマンションを経営しており、自身も不動産投資を行いながら不動産会社を経営し、コンサルタント業まで行っているという三木章裕氏の著書『空き家を買って、不動産投資で儲ける!』だ。
立派な肩書きを見て、「宣伝本なのか?」と読み始めると、いい意
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