コロナの影響でリモートワークが進み、脱東京の動きも一部でみられる。移住先には東京に出やすい群馬や神奈川、千葉、栃木などの関東近郊が挙げられる。そうした郊外エリアでも満室がつづく、人気物件を25年にわたり手掛けている建築家がいる。
株式会社 空間都市建築研究所の代表で、日本最大級の建築家ネットワーク アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社(ASJ)に登録する岡田勲氏だ。都市部はもちろん、地方都市でも人気がつづく賃貸住宅のポイントを取材した。
郊外型の賃貸住宅の可能性あり!
美しい建築物への飽くなき探求心を
賃貸住宅の設計に精力的に取り組んでいる岡田氏。一般住宅や保育園の設計なども手掛けるなか、賃貸住宅は毎年1,2棟を丁寧に手掛け、これまでに33棟の実績がある。長年、賃貸住宅の建築に携わるなかで、岡田氏が危惧していることがある。
それは収益性を重視した同じような設計の賃貸住宅が増え、建築物として面白さに欠けていること。特に地方では、その傾向が顕著である。
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