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競売落札後はどうする?いきなり裁判所から代金納付通知が来て慌てないための事前準備

収益物件購入・売却/競売 ニュース

2018/04/26 配信

現在、過去数年間に比べて不動産価格が高騰している。高騰している時期だからこそ、競売にも興味を持って頂けたらと思う。

3月29日の記事「素人でも簡単にできる「競売物件入札指南書」。競売物件は個人の不動産投資家でも入札できる。」を掲載した。今回は、その続きである落札後の手続きである。

落札後の手続きも非常に重要である。何も知らないと、いつの間にかに一番手で落札し、突然、裁判所から代金納付の通知が届き、かなり驚くことになる。このようなことがないように、落札後の手続きを把握することで事前に物事が準備できるため、入札する方は是非、把握頂きたい。

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(1)開札結果を確認する
入札期日の1週間後に開札結果が公表される。開札結果の日時は3点セットに記載されているので確認頂きたい。公表される場所は以下の2つである。

@各裁判所の売却場
A「BIT」のホームページ

@は管轄である裁判所の売却場で確認できる。

指定された時間になると裁判所の担当者により、落札者が発表される。その場に入札した不動産業者がいるので、どのような方が入札したのか確認できる。しかし、平日の午前中に開札が行われるので、サラリーマンなどは仕事があるため、裁判所に行くのは難しいだろう。

Aは「BIT」のホームページで確認できる。サラリーマンなどは仕事の休憩中や定時後に確認できる。

なお、@は開札日の午前中であり、「BIT」に掲載される時間は15時前後であるので注意頂きたい。

確認方法は「BIT」のホームページを開き、上段のメニューから「売却結果」をクリックする。次に管轄の裁判所を選択し、開札期日を選択して、「検索する」をクリックすると確認できる。次のような画面で確認できる。

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落札結果の確認は、入札した事件番号を探し、売却価額が入札した金額と一致しているか確認頂きたい。あと、入札件数が確認できるので、この物件に対する人気度がわかる。また、落札者資格で「法人」または「個人」で落札したのかがわかる。

(2)売却許可決定を取得する
開札結果では、一番手の落札者が決まるが売却するという許可までは得られない。

開札結果から一週間後に売却許可決定があり、その時に問題がなければ「売却許可決定」が発行され、売却の許可が得られる。その時点で、一番手で落札した「最高価買受申出人」から「買受人」に変更される。

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「売却許可決定」の書類は郵送ではなく、裁判所で発行されるので、直接、裁判所に行く必要がある。

この「売却許可決定」を受け取ったら、この物件の買受人としての証明書になる。そのため、「私が一番で落札し、売却の許可がおりました」との証明になるため、例えば、融資を行う場合、審査を進める上での必要な書類になる。

売却許可決定の日に裁判所に訪れる理由はもう一つある。事件記録の閲覧である。

事件記録とは、債権者から裁判所へ競売申請の申出から今までに至るまでの書類一式である。その書類には、物件に関する情報や執行官と債務者とのやり取りの書類などがあり、分厚いバインダー1冊分ぐらいあり、かなりの量である。事件記録を閲覧することにより、債務者の連絡先、建物の図面、登記簿謄本などの情報を入手できる。

(3)代金を納付する
売却許可決定から1週間後に入札書に記載した住所に代金納付の通知が届く。1か月以内に代金を振込み、必要な書類を準備して裁判所へ提出する必要がある。

郵送された書類の中に代金振込依頼書があり、入札金額から事前に振込みした保証金が差し引かれた残金が記載されている。まずは代金を指定された金融機関に振り込む必要がある。

もし融資する場合、金融機関によっては可能である。しかし、代金納付の通知から1か月以内に手続きを完了させるため、あまり時間がなく、更に裁判所に対しても事前に申出が必要である。万が一、融資の審査が通らず、代金納付ができないということがないように入札時に支払可能な範囲で入札頂きたい。

裁判所へ提出する書類は以下となる。

@代金納付期限通知書
A振込した代金振込依頼書の控え
B住民票(個人の場合)または資格証明書(法人の場合)
C固定資産税評価証明書
D登記簿謄本
E登録免許税、郵便切手

書類提出後、裁判所で書類が受理されたら、代金納付の受領書が発行され、債務者との交渉等が可能になる。

(4)登記が完了する
(3)の手続きが完了したら、1〜2週間後、「登記識別情報通知」が郵送され、登記が完了する。

以上が落札後の手続きである。この手続きを把握していると事前に準備することや予定を組めるので、入札する方は事前に把握頂きたい。

執筆者:ドクターK

【プロフィール】
「不動産セカンドオピニオンサービス合同会社」所属。
競売コンサルタント。サラリーマン投資家。年に数十回の入札を行い、数件落札。
競売をやりたい初心者向けに毎月競売セミナーを開催し、競売のノウハウを伝授。
執筆活動も行い、著書「はじめての競売」に一部寄稿。

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