定期的に競売セミナーを開催し、日々、競売の相談を受けているドクターK。今回は、「競売」で取得した物件について、入札から落札後の運用までの状況を紹介する。
紹介する前に、一般的に「競売」というキーワードを聞くと、次の言葉を思いつくだろう。
・プロの不動産業者が取引するものであり、一般の投資家がやるものではない。
・トラブルだらけの物件であり、債務者との交渉が怖い。
・ゴミ屋敷の物件を取得したら、処理方法がわからない。
上記の通り、全ての競売物件が安全ではない。しかし、私の身近にいる一般の投資家はリスクを回避し、結果、高利回りで運用している。「競売」は、マイナス的な要素もあるが、それを解決すれば、プラスになることを理解頂ければ幸いである。
1.物件概要
物件の所在地は都内から高速バスで3時間ぐらい要する地方である。また、最寄りの駅からは、タクシー乗り場を挟んで、徒歩50メートルのところにある区分マンションである。地方でも最寄りの駅からこれだけ近ければ、賃貸ニーズはあると考えている。
区分マンションの対象範囲は、1階ブティックと3階雀荘の2つである(2階はカフェであるが、他の所有者である)。
また、区分マンシ
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