定期的に競売セミナーを開催し、日々、競売の相談を受けているドクターKである。今回、競売で公開されていた戸建て物件をご紹介する。
この戸建て物件のポイントは、裁判所からの公開資料に賃貸中であると明記されている。この場合、落札後でも賃貸継続が可能なら、代金納付後直ぐに家賃収入を得られる、俗にいう「おいしい」物件である。
通常、一般投資家が戸建て賃貸を目的で落札し、新規に賃借人を探す場合は、面倒なことが多い。
リフォームを行った上で、その後、賃貸募集を行い、内見してもらってやっと成約→入居という流れである。
ゆえに、かなりの時間と費用もかかる。しかし、賃貸中の物件を落札すれば、落札後に賃貸継続が可能なら、時間はかからず、費用も最小限に抑えることができる。
上記をポイントに「こんな物件もあるのか?」と思って頂ければ幸いである。
1.物件概要
(1) 周辺環境
物件は北関東の戸建てであり、最寄りの駅からは3.5km離れている。この物件の周辺地域は、住宅団地であり、一般住宅が立ち並ぶ普通の住宅街である。
(2) 物件概要
物件の築年数は22年であり、木造2階建ての戸建てである。土地の広さは144u、建物の延べ床面積は
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