定期的に競売セミナーを開催し、日々、競売の相談を受けているドクターKである。今回、競売で公開されていたアパートの競売事例をご紹介する。
紹介する物件は、都内まで1時間以内で通勤できる市町村の一棟マンションである。裁判所から公開された資料では、築年数は33年経過しているが、外観を見る限り立派なマンションである。
最寄りの駅からは約500メートル離れており、徒歩7〜8分ぐらいの場所に立地する。
賃貸状況は6室のうち、3室が賃貸中、3室が空きである。通常、競売物件の一棟マンション、アパートは債務者が賃貸管理を怠り、空室となっている物件が多い。この物件は半分以上、賃貸中なので、個人的には悪くないと思う。
この物件を参考頂き、このような競売物件もあることを理解頂けたらと思う。
1.物件概要
(1) 所在地
物件の市町村は約15万人の都市である。都心から約35kmの離れたところに位置する。特徴は、豊かな自然に恵まれて、多くの企業が点在している。また、製造品出荷額は、県内トップクラスとの情報もある。
(2) 物件概要
物件は、土地が228平米であり、建物の床面積が348平米であり、1室が約50平米の6室である。
築3
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