定期的に競売セミナーを開催し、日々、競売の相談を受けているドクターKである。今回、競売で公開されていた戸建の競売事例をご紹介する。
紹介する物件は、戸建ての賃貸物件である。裁判所から公開された資料は既に賃貸中であり、鍼灸院を営んでいる。落札後も賃貸継続できれば、すぐに家賃収入が得られる。
公開された資料の賃借人は約20年近く賃貸中である。特に診療所などは地元の方々が通院し、20年近く経営されていることから、かなり地元に根付いている可能性が高く、引っ越しの可能性が低い。
そのため、落札後も継続して賃貸できる可能性が高い。
落札後、賃貸継続できれば、大規模なリフォームや賃貸募集をする必要がない。戸建賃貸を狙っている方にとっては優良な競売物件だろう。このような物件も公開されるケースがあるので、ご参考に頂けたらと思う。
1.物件概要
(1) 所在地
物件の所在地は南関東の市町村であり、人口は約100万人の大規模な市町村にある。都心から約40キロメール園内に位置し、県内最大の都市である。多くの企業や、多数の大学、高校が存在する。交通の便に関しては、都心への通勤は可能であり、高速道路や電車が充実し、比較的良い方
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