定期的に競売セミナーを開催し、日々、競売の相談を受けているドクターKである。
今回、競売で公開されていた戸建の競売事例をご紹介する。
紹介する物件は南関東にある戸建物件である。この物件は閑静な住宅街にあり、築29年の戸建てである。建物は3階建てであり、部屋の写真を確認すると残置物は少しあるが、比較的に綺麗に使用されている。特にキッチンや浴槽は直ぐに交換する必要がなく、落札後でも長く利用可能である。
この物件のもう一つの特徴は、首都圏内の戸建てにも関わらず、裁判所から提示された基準価は約300万円であり、低く設定にされている。基準価=落札金額ではないが、読者の中で競売をやってみようという方がいたら、このような物件からチャレンジするのが良いと思う。
今回、紹介する物件を参考に、このような競売物件もあるということをご理解頂けたらと思う。
1.物件概要
(1) 所在地
物件の市町村は南関東に位置し、人口は約70万人であり、全国の市町村では約20番目に多い市町村である。交通の便に関して、市内の鉄道はJRを含め、6つの鉄道路線があり、また、高速道路のインターが開設された。
近年、交通アクセスの良さを背景に発展し
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