京都は学生需要が旺盛だ。京都大学や同志社大学、京都府立大学、立命館大学などが点在し、マンションやアパートなどの安定稼働に期待して運用する個人投資家が多い。健美家への問い合わせベースで見ると、東京をはじめとした地元以外からの投資家が積極的に参入している。
駅別に見ると、二条駅や西大路御池駅、太泰天神川駅がある地下鉄東西線はファミリーと単身向けの需要が混在し、京阪鴨東線の出町柳駅はビジネス街の烏丸駅や烏丸御池駅、三条駅に近く、学生と若年サラリーマン層が集まっている。各々のエリア特性を見た上で、特に投資家に人気なのがステータスのある鴨川沿いの物件だ。
加えて、訪日外国人の増加に伴い口コミでの京都の魅力が広がることによる外国人投資家ニーズも依然として強い。
ただ、京都は全般的に収益物件が市場に出回らず品不足感が強く、中古マンションは一棟・区分とも利回り5〜6%台半ばで推移している。「8%を超える物件は極端に少なく、人気地から外れたエリアでも7%以上の利回り物件が市場に出るとすぐに売れてしまう」(地元不動産会社)状況だ。
当社のデータによると、アパートの利回りも京福電鉄嵐山本線の有栖川駅で5.49%、地
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる