賃貸オーナーを最も悩ませるリスクの一つが孤独死や自殺、ペットによる被害だ。人の死亡は、発見が遅れるほど部屋の傷みが激しくなり原状回復が難しくなるし、ペットによる糞尿の匂いや壁・床・柱への傷も付けられてしまう。
そんなリスクに遭遇する可能性は大家の誰もが持っている。リスクを想定した対応がオーナーに求められている。特に孤独死は、高齢社会の進展とともに増え続けると予想される。そこで、不動産投資家で「大家の味方」(東京都品川区)の柴沼郁夫代表に被害の実情や対処の仕方などについて聞いた。


――実際に被害を受けたケースはありますか。
「自らの経験のほかに相談やコンサルティングを通じて孤独死・自殺物件、ペット被害など他殺を除いて一通り対応してきた。自殺物件では東京・目黒の1Kタイプの賃貸マンション
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