最初に買った1棟ビルで思わぬトラブルに遭遇した、建築業勤務のオーナー、杏氏。その後、2005年は船橋市に100万円で33坪の倉庫を購入。一時は月3万円で貸していたが、現在は使っていない。「もったいないので、そろそろ貸し出そうと画策中です」。同年には母親と共同で都内に築浅のアパートを2500万円で購入している。
「ここは、買った当時から東京都の都市計画道路の予定エリアだったこともあり、いつかは都に収用される可能性がありました。購入から5年後には計画道路が事業決定し、住民を集めた説明会が行われることに。
昔であれば、こういった時は大きな補償があったようですが、いまはそうとは限らないようで、安く手放さざるをえないかも…と思っていました。
実際は、土地の半分が収用にかかり、この分は移転補償金にとして、残り半分は都に買い上げてもらうことに。土地収用自体は今年6月に完了しましたが、それまでの家賃収入もあるので、採算的には黒字になりました」
このように、購入物件が都市計画の対象エリアに入っているケースも稀にある。杏氏のように承知の上で買い、出口までに十分な収益を出しておくという手もあるだろうし、事前にチェッ
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