前回、前々回と紹介して来た通り、メガ投資家鈴木一郎さん(仮称)は、ワンルームから戸建て住宅まで、新築から築古までと投資対象を広げてきた。
その後投資方針としても当初の駅近・築浅といった初心者的なスタイルから、徐々にプロはだしとなる。
一棟アパートへ軸足を移すとともに、区分マンションは売却するにあたって5年保有して長期譲渡の税率20%を適用、更に「平成21年及び平成22年に取得した土地等を譲渡したときの1,000万円の特別控除」も利用して、集中的に区分を売却した。この1000万円特別控除のおかげで譲渡所得はかなり圧縮された。
不動産投資の幅を広げるため、ワンルーム投資とは異なる〝非伝統的な実物投資〟にも踏み込んだ。
例えば、借地物件や再建築不可の物件を投資先として検討対象に加えたのは2015年。地価上昇がじわりと強まり、物件価格も高くなってきた時期に、不動産投資家として新境地の開拓に挑みたかったからである。
高齢社会にあって独居老人が増え、そうした中には家賃の支払いに苦労する人も少なくない。そんな人たちの居住先となっている大田区西蒲田のアパートは、3DK1戸とワンルーム5戸で構成され、風呂なし共同
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