一棟モノを買う時に欠かせないがレントロール(家賃明細表)のチェック。簡単に言ってしまえば、物件の賃貸条件を一覧できるようにした表のことだが、法令で決められたものではないため、定まった書式はない。
そのため、いい加減に作られたものもあり、それを鵜呑みに高利回りを想定すると、購入後に裏切られる可能性もある。必ず、詳細をチェック、必要な情報が記載されているか、いなければ確認するなどして利回りを精査しておきたい。
●必要な情報は記載されているか
一般的なレントロールに記載されている内容としては
①各室の広さ、月額賃料、管理費(共益費)、敷金(保証金)などといった部屋に関する情報
②誰が、いつ、何年契約で何号室を借りたかという契約に関する情報
③どのような人が借りているか(法人契約・個人契約など)という賃借人に関する情報
などがある。年間賃貸料収入額、満室時の年間賃貸料収入、稼働率、表面利回り(現況)、表面利回り(満室時)などといった数字が記載されていることもある。
まずは全体像を把握するために知りたい数字が記載されているかをチェック、不明点があれば確認したい。
●記載された
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる