中古ビルや中古マンション、中古戸建を購入する際、現地調査で外観や外周りをしっかりチェックするのは不動産投資家の鉄則だ。外壁のヒビなど建物の不具合はもちろん、ゴミ置き場や自転車置き場を見れば、きちんと管理しているかや住んでいる人の属性がわかるからである。
だが、意外に見落としがちなのが外壁についている『看板』だ。
この存在を見逃していると後々やっかいなことになるのをご存じだろうか。看板が劣化すると落下して通行人を怪我させてしまう可能性があるし、撤去するにも思った以上の工事費用になり、こうした管理・修繕面でのコストが収益を圧迫することもあるからだ。
実は筆者もこの「看板」で痛い目に遭った。筆者が所有する中古ビルには壁面ファザード(正面部分)の2階と3階の間に電飾看板がついている。どうやら過去に入居していた2階テナントさんが取り付け、撤去しないまま退去してしまったらしい。
室内が原状回復されているかどうかはきちんとチェックするが、前オーナーも壁面までは気がまわらなかったのだろう。
不要な看板が付いていることは気づいていたが
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