2020年に向けて羽田空港の増便、新しい飛行経路の設定その他の検討が行われている。2015年から住民との対話が各所で始まり、会話を重ねて現在は第5フェイズ。該当するエリアに居住、頭上に新たな飛行経路が生まれる可能性がある地域にお住いの方の中には説明会に参加したという人も少なくないのではなかろうか。
その一方で地元に居住しておらず、関心もないままに来ている人も少なくないはず。ここで一度、状況と影響を受ける地域を見ておきたい。
国内外からの人、モノを受け入れる場として、都心に近い羽田空港の重要性は言うまでもあるまい。増便、特にさらなる国際便就航は日本の経済自体にも大きな意味を持つ。とはいえ、深夜早朝便をこれ以上増やすには無理がある。
とすると昼間を中心に新たな飛行経路を設定するなどで増便を図るしかない。そのためにこれまで飛行経路となっていなかった住宅街上を飛ぶ経路が検討されている。羽田空港では南風、北風が吹くことが多いため、その風に合わせ、かつ天候の良しあしで検討が行われているのである。
そのうち、特に南風が吹く夏場に想定される新しい経路は23区内から埼玉県までの幅広い自治体上を通る。埼玉県内の場
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