市場調査でリスク回避
良好な住環境を形成するために
賃貸不動産を購入する際、一体どれくらいの人が賃貸市場調査をしているだろうか。不動産業者に任せているからと安心していると、長期経営を考えた場合、築年数を経過したのちに必ずオーナーに負荷が生じてくる。
購入時は、業者からリスクよりも圧倒的に良い話しか聞かない。ただ、表面上の利回りばかり見ても、それはあくまで「想定」のものであり、そこには決まらないリスクもあるし、賃料下落リスクも存在する。そうなれば決めるために「入居者の属性」を妥協して、需要を取り込むことになり、結果として悪質な入居者の存在が良質な住環境を汚してしまうことさえある。
ただでさえ賃貸住宅のメインターゲットである若年層が減ることになるのだから、購入時から入居者のターゲットを絞って、そこに訴求するような住宅を供給しなければならない。
市場調査2つの方法とは
マクロ調査とミクロ調査
賃貸の市場性を調べるためには、大きく2つの方法がある。それが、マクロ市場調査とミクロ市場調査だ。
マクロ調査とは、都道府県及び市町村レベルでの情報を調べるのだが、人口流出入の推移(男女別、年代別など)、主な産業と雇用、
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