自宅のポストに投函される不動産のチラシ広告。土日や祝祭日前の新聞朝刊には、ぎっしりと不動産情報が掲載されている広告を目にすることがある。
新築マンションのモデルルーム案内や戸建て住宅、中古マンションなどの売り出し物件のほか、収益不動産を特集した広告チラシも多い。そのチラシの情報をどう読み解くか。
チラシ広告には、物件の概要が載っている。物件名、販売価格、所在地、最寄り駅までの徒歩時間、利用可能な路線、専有面積・間取り、構造・階数、築年数、管理費・修繕積立金といった共益費などである。
一棟収益物件では、月額賃料と満室稼働を想定しての年間収入と想定利回り情報が加わる。
ただし、投資家が最も重要視する利回りについては、表面利回りで表示されている。
広告規約上、表面利回りで良いとされているためだが、物件購入後の維持にかかる諸費用を差し引いてのネットインカムを算出することが欠かせない。
◎必要な情報は足で稼げ
こうした広告情報だけで物件を見ないで購入することは避けたいところだ。
インターネット技術の発達とコロナ禍で在宅時間が長くなっていることで物件の見学をバーチャルで行い、申し込みから契約までオンラインで済ませ
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