東京ポートシティ竹芝、ウォーターズ竹芝に世界貿易センタービル、浜松町ビルの建替と大規模な開発が続く浜松町界隈。こうした開発の機運が高まってきたのはここ10年ほどのこと。
それ以前の浜松町は周辺の開発から取り残されてきた感があり、古いビルも目に付いた。その古いビルの建物のひとつ、約12uのワンルーム主体の投資用物件が建替えられることになった。
耐震補強も建替えもダメという四面楚歌

建替えられることになった浜松町ビジネスマンションは1973年の竣工で地上9階、総戸数154戸(うち店舗2区画)の投資用マンションである。
主な住戸タイプは約12uのワンルーム。同エリアで再開発が始まって以降、何度か訪れた際に目にしており、見た目からも建替えの必要性があることは推察できた。
実際、建替え計画を発表した三井不動産レジデンシャルのプレスリリースによれば、同マンションは建物や設備の老朽化の進行からマンションの再生について長年検討してきたという。
だが、耐震性不足を補うための耐震補強工事に
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