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家賃高値設定できる名門公立小学校区を狙え!【東京都・港区編】キーワードは「青・白・赤」

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2021/08/29 配信

「港区の青・白・赤」という言葉をご存じだろうか。

全国で一、二を争う中学受験率の高さを誇る港区の中でも、特に難関国公私立中学への進学率が高い、青南小学校(南青山4)、白金小学校(白金台1)、赤羽小学校(三田1)の3つの港区立小学校を指す。

写真はイメージ(写真AC)
写真はイメージ(写真AC)

20年ほど前までは、青南小学校のブランド力が群を抜いていた。表参道駅から徒歩5分ほどに位置し、岡本太郎やオノヨーコらをはじめ、各界の著名人の子弟らが在籍するなど、戦前から名門校として名をはせた同校には、都内各地からの越境入学はもちろん、千葉県や神奈川県から電車通学する児童も多くいた。

南青山に実家がある同校出身者によると、かつては、青南小に通学を希望する友人、知人ら10世帯ほどが実家の住所に住民票を置いていたこともあったとか。

あまりの過熱ぶりに、港区が居住実態の調査を厳格化。現在は、区の公式サイトに「希望する学校に入学することを目的とした虚偽の住民登録は法律に違反する行為であり、学校選択希望制の公平性を損なうものです。絶対に行わないでください。

なお、港区では、適正な就学のため居住実態の確認を行っています。このため、区職員が住民登録地へ訪問することがありますので、あらかじめ御了承ください。」と明文化するなどしており、区外からの越境入学は実質、不可能となっている。

とはいえ、言葉が出始める1歳ころから絵画や体操教室などさまざまな習い事をさせ、親子でお受験スクールへ通わなければ入学資格を得られない私立小学校に比べると、通学区内の「住所」を確保すれば入学できる名門小学校はお手軽であるのも事実だ。

現在、港区では通学区域の学校に就学することを「原則」としながらも、隣接する学校も選択できる「学校選択希望制」を実施している。

例えば、青南小の場合、本来の通学区域である西麻布2丁目、南青山3丁目、4丁目、北青山3丁目(いずれも一部の番地)に加えて、隣接する青山小学校、笄小学校の通学区域からも入学が可能になる。

こうした取り組みの成果か、今年度の学校選択希望制集計結果によると、青南小は、希望者全員が同小に入学できた。

「青」に代わって、近年、最も人気を集めているのが、「白」の白金小学校である。こちらも1876年創立の歴史ある伝統校で、卒業生には大佛次郎、小林秀雄などの文筆家や細野晴臣らの著名人が名を連ねる。

1876年創立の歴史ある白金小学校

1876年創立の歴史ある白金小学校

今年度の実績を見ると、新一年生140人の定員に対して、入学希望者数は190人。うち117人は、通学区域内に住所があるため無条件で入学できるが、通学区域外の73人が残りの23枠をかけて抽選となった。

「赤」の赤羽小や、通学区域内に多数の大使館が存在し、国際教育に定評のある本村小(南麻布3)なども入学希望者を抽選で選ぶ激戦校だが、倍率は白金小が抜きんでている。

白金小への入学を確実にするためには、隣接学区の高輪台小や白金の丘学園(両校とも抽選が実施された人気校でもある)ではなく、白金小の通学区域である白金台1~3丁目、4,5丁目か白金2丁目(いずれも一部の番地)という、ごくごく限らえたエリアに住民票を置く必要があるのだ。

白金台駅近くの不動産業者によると、毎年夏休み明けの9月頃から、白小学区内限定で物件を探す客が出始め、私立小学校の受験結果が出そろう11月下旬から年末にかけて問い合わせが急増するそうだ。

「私立小を目指してお受験するものの、ダメなら白小一択という層が毎年一定数います。すごいですよ、白小のブランド力は」。

写真はイメージ(写真AC)
写真はイメージ(写真AC)

中でも、50㎡ほどの1LDK、賃料25万円前後というのが、もっとも動きが早く、市場に出したとたんに成約になるケースが多いという。

「白小学区は、家賃50万円を超えるような高級物件か、単身向けの1ルームが多い。スモールファミリー向けの手ごろな賃貸物件は常に需要過多の状態だ」と前出の不動産業者は話す。

子どもの教育費には金を惜しまない層にとって、現行の家賃に少し上乗せすれば手が届くブランド公立小は大きな魅力である。

不動産投資の視点で見ても、空室リスクが低く、入居者属性の安心感が高いという点で、こうした名門公立小の学区内に収益物件を所有することの魅力は高いと言えそうだ。

健美家編集部(協力:大崎良子)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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