通勤時の混雑を回避するバスの実証実験を開始
2018年10月下旬、東京都と神奈川県を結ぶ大手私鉄の東急が、次のようなことを発表した。それは、東急田園都市線のたまプラーザ駅から渋谷駅に向けて、「ハイグレード通勤バス」を運行させる実証実験をするというもの。
同沿線といえば、通勤ラッシュ時の混雑率は相当なもので、それが乗客同士のトラブルに発展したり、遅延の原因になっている。
ハイグレード通勤バスは、これを回避するのが狙いで、Wi-Fiやトイレを完備した24人乗りのバスを平日朝の時間帯に運行することで混雑に煩わされることなく、移動中に仕事などができる空間を確保するなど、快適な通勤サービスを提供する。
田園都市線たまプラーザ駅~渋谷駅間の通勤定期券を持つ人が実験の対象者になるようだ。
実はこの施策、東急が郊外住宅地の維持・発展を目的に、さまざまなモビリティサービスを組み合わせた、日本初となる「郊外型MaaS実証実験(Mobility as a Service:利用者の目的や嗜好に応じて最適な手段を提示するサービス)」のひとつ。
働き方改革によるワークスタイルの変化、高齢化に伴う地域内施設への移動ニーズといっ
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