マンションやアパートの賃貸経営での悩みの一つがクレームトラブルである。その問題をうまく解決できるか否かが稼働状況にまで影響する。クレームトラブルの種類としては、@騒音A安否確認B汚部屋などがある。
地主の資産活用や売買、相続対策に注力するベルデホーム(埼玉県久喜市)統括部長の熊切伸英氏は11月13日、都内で開催された日管協フォーラム2018で「現場発クレームトラブル対処法」について、自らの体験をもとに説明した。
騒音トラブルは、苦情元を責めないことがポイント
それによると、まず騒音トラブルは配慮不足が原因であるとしている。入居して間もない時期に多く発生するのが特徴だといい、例えばテレビやステレオのボリュームが大きかったり、部屋の中で運動したり、自分の出している音が下に響いていないと思い込んでいることがトラブル発生の理由だ。
対処方法としては、悪気があるものではないので、「苦情元がわからないように指摘してあげる」のがポイント。
書面で全世帯に注意書を配付する。「騒音元がわからないので全世帯に配付させていただきました。ご理解のほどよろしくお願いします」といったチラシを投函しておくことだが、その時に「
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