ここ数年インバウンド需要で、コロナウィルス禍までは外国人旅行者が年々倍増している状態だった。同様に日本で住む外国人も激増した。都内のコンビニのレジを打つスタッフは、日本人の姿を見つけることの方が難しいくらいだ。
そこでふと考える。彼らはどこに住んでいるのか?
一昔前、外国籍の人がお部屋を借りるのは至難の技だった。日本人の身元引受人がいるかどうかもポイントだった。同時にそれなりの経済的基盤ある外資系企業に勤める人たちも多く、その人たちは法人契約だったのでさして問題はなかったのかもしれない。
ところが日本語学校に通うという名目で多くの外国人が流入してきた昨今、各国の入国ブローカーたちが彼らの住まいを確保するのに奔走する。
日本語を巧みに使うブローカーたちが、日本語学校と提携する。その学校に通わすために、多額の費用をとって母国からの留学をサポートする。そして自分が部屋を借り、その部屋を学生たちに転貸する。日本語学校の入学だけでなく、生活全般をサポートするという訳だ。
そうやって留学してきた彼らは日本語学校に通いながら、週28時間という限られた枠の中でアルバイトをし、母国に戻る頃には「日本語が話せる」「
...