昨年の今頃、誰が今のコロナウィルスに翻弄されている現状を想像しただろうか。人は会いたい時に会いに行き、行きたいところに行く。電車に揺られ出勤する。年末年始、中国でコロナウィルスの感染が報じられても、まだ実感はなかった。ただ春節に「来ないで欲しいなあ」と軽く思っていた程度だった(少なくともわたしは)。
コロナの影響は、まず店舗に打撃を与えた。言わずもがな飲食店のダメージだ。
家賃減額請求が相次ぎ、持ち堪えられない店舗は退去となった。偶然にも東京・大阪・四国から「飲食チェーンの家賃が入らない」と相談受けたら、どこかで聞いた名前……そう全部同じチェーン展開している会社だったこともある。
代表者は変わり、会社に電話をしてものらりくらり。私の関係するところは、無事に解約書面を取り付けられた。原状回復しての明け渡しまでの経済的余裕もないので、居抜きのままの退去とし、店舗内の什器等は所有権放棄してもらった。
この会社、まだ形式的に存続はしているけれど、この先厳しいかもしれない。そう思うと、早くに解約できてまだ良かったのかもしれないと思う。
この流れがどこかで止まって欲しい、そう思うがどうだろうか。家賃の補助や
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