家主を悩ませる賃貸トラブルと言えば、家賃滞納や生活マナーの悪さだろう。
特にコロナ禍から『騒音』は、いたる所で問題視された。ここで難しいのが、家主の大半は該当物件に住んでいないので、騒音トラブルを体感することができない。また音の『感じる』『感じない』には個人差があり、騒音トラブルの本質を把握することも難しいことだろう。
一方でクレームを言ってくる賃借人はまだいいのだが、騒音トラブルに悩まされ、じっと我慢した末、結果として転居の引き金になってしまうこともある。
そうなれば家主側は、困った賃借人のために良い入居者まで失うという損失を被る。
しかもそれだけで終わりではない。次の入居者募集の際に、どうするかという宿題まで残されるのだ。そのまま新たな入居者が住み始め、その直後に騒音クレームを言ってきたなら「知っていたら借りなかった」と言われることだって想定される。
その時には引っ越し代金を始めとする損害賠償請求されることもあるだろう。かと言って騒音トラブルがある、という前提での入居募集は難しい。
家賃滞納はトラブルの本質が明確だが、騒音は感覚の問題もあるので、本当に解決の仕方が多種多様で分からないというのが
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