少しずつ高齢者にも部屋を貸そう、元気な高齢者が多いから高齢者に部屋を貸しても大丈夫、そんな言葉を目や耳にするようになった。
高齢者が普通に借りられるようになることは大切だが、やはり「そんな簡単な話じゃない」と感じている。
トラブルの現場で走り回る者からすると、やはりリスクがあることは否めない。そこを認識した上で、どう対応していくかが問題なのだ。
日本のいちばんいけない所は、縦割り行政だと私は思う。そして失敗を恐れ、事勿れ主義が強すぎること。前例主義が横行しているが、超高齢社会は前例がない。
だからこそ臨機応変に「何が正しいか」をきちんと判断していかねばならないところ、それをしないまま前例主義をルールとするので、この問題の根が深いのだと思う。
介護サービス事業者を味方にすればいい
高齢者に部屋を貸している家主さんにとって、いちばん怖いことは入居者が亡くなること、居なくなってしまうことだ。
家主さんから滞納の明け渡しを依頼された。
①おそらく退去したいのではと思うけど、確信がない
②連絡取れないので安否確認で警察が室内に入ってくれたけど、本人不在で荷物はそのままだった
③介護サービスの人に確認しても「言えない
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