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賃貸経営の新たなヒントになる?不動産系のサブスクリプションが続々と登場!

賃貸経営/商品・サービス ニュース

2020/07/22 配信

これまで、モノやサービスを買う場合、「買い切り型」が一般的だった。ところが近年は、一定期間ごとに一定の利用料を支払う「サブスクリプション(サブスク)」が主流になりつつある。

生活に身近なサービスであれば、NetflixやSpotify、Amazonプライムなどは音楽、童画の定額サービスとして、非常に人気だ。これに留まらず、いまでは書籍やマンガ、雑誌、ゲームといったエンタメ関連、さらには洋服やコスメ、グルメなどが対象のサブスクも登場しているが、その波はホテル業界にも押し寄せている。

様々なジャンルで展開するサブスクのサービス。近年は不動産領域でも拡大しているが、最近はホテルでも増えている。
様々なジャンルで展開するサブスクのサービス。近年は不動産領域でも拡大しているが、最近はホテルでも増えている。

全国各地にある宿泊施設に定額で泊まり放題
新しい住まいの形として定着しつつある

例えば、Little Japanによる、「Hostel Life」の場合、月1万5000円〜を支払えば全国のホステルに泊まり放題になる、「ホステルパス」というメンバーカードが付与される。

対象施設は北は北海道から南は九州の福岡、屋久島など全国各地あり、予約回数に制限がある・なしなど、異なる料金プランが用意されている。アドレスホッパーや長期の旅行者、多拠点のシェアハウスに移り住みたいニーズに合うだろう。個人だけではなく、法人向けのプランもある。

KabuK Styleによる「HafH(ハフ)」も、月額3000円からで国内外にある宿泊拠点に泊まれるサービスだ。

国内だと山口や石川、兵庫、海外はゴールドコーストやクアラルンプールなど、拠点の数はおよそ200だという。料金に含まれる「泊まり放題」は、ゲストは椅子やホステルにあるドミトリータイプの部屋になる(一部施設では個室に泊まることも可能)。

「Inspirato Pass(インスピラート・パス)」は、月額2500ドル〜で、ニューヨークやマイアミ、バリなど世界各地にあるラグジュアリーホテルに宿泊できる、サブスクサービスだ。

対象となるホテル・リゾートの数は7万件以上で、クルーズやサファリといった体験サービスなども受けられる。2500ドルは日本円に換算すると26万円と高額だが、4つ星5つ星のホテルに泊まれるのだから、旅行好きなエグゼクティブにとって、お得なサービスかもしれない。

少し変わっているのが、オランダ発でサブスク型のオンライン旅行代理店、「Bidroom(ビッドルーム)」。一般的に旅行サイトと言えば、ホテル側から手数料を徴収するビジネスモデルだが、同サービスではユーザーから月額3ユーロ(約360円)/年額29ユーロ(約3500円)/無期限99ユーロ(約1万2000円)を徴収する。

ただし、登録ユーザーはホテルの宿泊料を最大25%割引で利用できる。ホテルとしては掲載コストがかからない、ユーザーはコストを負うものの、リーズナブルに宿泊できるというメリットが強みのサービスだ。

いままでは宿泊数に対して料金は払っていたホテル業界に、サブスク型のサービスは続々と登場している。個人だけではなく、出張や単身赴任などビジネスマンの住まいのあり方を変えるインパクトがあるだろう。

賃貸住宅にもサブスクの波
空き家の活用にも貢献

ホテルなど宿泊施設だけではなく、賃貸住宅でもサブスクが始まっているのは、ご存じの通り。アドレスによる定額住み放題の「ADDress」の場合は、月4万円から日本各地に管理する家に住むことが可能で、水道光熱費は込み、敷金・礼金・補償金といった初期費用もない。

住まいには、家具やキッチン、調理道具、寝具、Wi-Fiが完備されている。他にも、求人サービスでお馴染みのマイナビが展開する「マイナビBiz マイナビ社宅」はその名の通り、社宅のサブスクサービス。いずれにしても、住宅のサブスクも、ますます盛り上がりそうな勢いだ。

賃貸住宅のサブスクは、徐々に浸透しつつある。同じ家に住み続けるのではなく、ニーズに応じて住み替えるライフスタイルは、若者や単身者を中心に増えていくかもしれない。
賃貸住宅のサブスクは、徐々に浸透しつつある。同じ家に住み続けるのではなく、ニーズに応じて住み替えるライフスタイルは、若者や単身者を中心に増えていくかもしれない。

株式会社Unitoが始めたユニットハウス事業の「unito(ユニット)」はサブスクではないが、外泊した日数分を家賃から割り引く「Re-Rent」という機能を採用しているのが特徴。

現状は、東京23区内や横浜・川崎エリアにホテルやアパート、戸建てといった提携施設があり、それぞれに1カ月の利用料金とRe-Rent料金が定められている。仮に前者が9万円、後者が1日4000円だとして、10日間外泊すると9万の家賃から4万円が差し引かれて、最終賃料は5万円になるというわけだ。ちなみに外泊している日は、宿泊施設として貸し出す。ユニークな家賃システムと言えるだろう。

いずれにしても、こうしたサービスは料金体系がシンプルで、ウェブから簡単に申し込みができたり、煩雑な手続きも必要ない。ライトな感覚で住まいを使えるという点で共通しているのも特徴だ。住居と言えば大家と賃貸契約を交わし、家具など必要なものは自分で用意、固定した住所で暮らすというのが、一般的なあり方。ところが、ホテルや賃貸住宅のサブスクは、そうした形を変えようとしている。

親元から離れて暮らす学生や単身ビジネスパーソン、旅行や出張のヘビーユーザー、さらにはスタートアップやコミュニティ向けのシェアハウスなど、手軽に使える住まいを必要とする層にマッチするに違いない。

個人が参入するのは難しいだろうが、こういった人たちが住みたいエリアに物件を持っていたり、多拠点に物件を持っている(持ちたい)、全国各地の空き家を活用したいなど、自身の戦略の応じては、「入居までのプロセスを簡素化する」「クレジットカード決済の対応する」「ウェブから申し込み可能」「住み替えの紹介」など、どこかのエッセンスを応用しても良い。新たな賃貸経営のヒントになるのではないだろうか。

健美家編集部(協力:大正谷成晴)

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