2020年10月の東急住宅リースのプレスリリースに興味深いシステムの紹介があった。賃貸マンションの共用部の予約、鍵解錠から決済までをLINEでシームレスに行う仕組みを導入したというのである。
これはいろいろに使えるのではないか。そう考えて、システムを開発したConnected Design 株式会社の刑部氏、寺島氏とオーナーである伊藤憲治氏に話を聞いた。
屋内駐車場をシェア型防音スペースに改装
その物件「センチュリー川崎高津」の最寄り駅は東急田園都市線梶が谷駅又は溝の口駅。
一部屋が20u弱の単身者向きの物件で、住んでいるのは若い人たち。近隣には音楽大学があり、学生の入居者もいる。近隣には同様の単身者向き物件もあり、差別化のためとオーナーが作ったのは屋内の駐車スペースを利用した2室のシェア型防音スペース「OTOHEYA 」である。
「学生入居者の中には高い楽器を所有している人もおり、突然の雨などを考えると大学まで行って練習というより、建物の1階にいけばいつでも練習できるという環境は差別化になると考えました。
あくまで防音スペースは、近隣賃貸物件との差別化の一手段であり、収益重視ではないので、貸出の
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