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物件公開2日で入居者決定も。月3300円で驚きの反響! 大家さんの間で今評判の「物件情報掲載術」とは?

賃貸経営/商品・サービス ニュース

2021/10/29 配信

大家自らポータルサイトに自分の物件の掲載を依頼でき、反響を把握できECHOES。サービス開始から半年経つが、大家さんの間で評判がいい。

先日取材した女性投資家の話では、築古の団地の1戸を登録したところ、公開2日で入居者が見つかったそうだ。それも1物件、月3300円で利用でき、写真や情報をアップする仕組みも手軽である。

どんな物件で効果が出やすいのか? 入居者を早く決めるためのコツとは? ECHOESを運営する株式会社 SIRE 代表取締役 木津雄二氏を取材した。

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大家自ら物件情報を入力することのメリットは大きい(写真はイメージ)

戸建ての反響大!エリアは沖縄と離島を除く全国対象。
「仲介業者を営業で回らなくてもよくなった」の声も

サービス開始から半年、取材時点(10月11日)で利用者は1935名、登録物件は2687戸に上る。特長は大家自ら所有物件の情報を登録でき、3大物件情報サイトであるSUUMO、at home、HOME’S、業者間流通サイトなど、複数のポータルサイトに物件が掲載されることで入居者の目に留まりやすくなることだ。

全国の物件が対象で、区分マンション、アパート、戸建てなど、1戸ずつ登録する仕組みである。登録物件は首都圏が37.5%と多く、全体の4割を占める。どのエリアで、どんな物件に効果が出やすいのだろうか?

「エリアでの違いはほとんどありませんが、戸建ての成約率は高い傾向にあります。仲介会社さんからすると戸建ては反響を別の物件に振りにくく、ポータルサイトに掲載をしたがらない傾向があるため、その影響かもしれません」(木津氏)

利用者からは次のような声が寄せられている。

「今までは仲介会社さんを10社回ってもポータル掲載してくれる会社は3社程度。それが自分ですぐに掲載できるのは嬉しい。仲介会社を営業で回る必要がなくなった」

「物件の露出が高まるので、管理会社からも喜ばれている」

「ポータルサイト上でどの程度閲覧されているかなど確認でき、条件変更などの判断がしやすくなった」

「内見でなぜ決まらなかったのかの理由もレポートしてくれるので、改善できるようになった」

「業者間流通にも掲載できるのがよい。付き合いのなかった仲介会社が物件を決めてくれた」

利用者からは上記のような理由から高評価をえている。より効果的に入居者を決めるような物件情報の掲載テクニックなどあるのだろうか?

「ECHOESでは、SUUMOが入稿情報を評価するのと同じロジックを使用して、入稿情報の品質を担保しています。ECHOES上に表示される物件情報に関する『点数』が上がるように入稿をしていただくと反響を得やすくなります」(木津氏、以下同)

以下はSUUMOが公開している、物件情報に関する採点対象項目と配点だ。これを見れば大家自ら所有物件の掲載情報を採点できる。第一基準である34点は確保しておきたい。

「34点未満であれば管理会社を変えてもいいレベルです。なぜなら画像を足すなどすれば、すぐに改善できるからです」

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SUUMOの採点対象項目と配点。例えば写真の条件を満たすだけで、34点が獲得できる。

検索上位に上がり、入居者の目に留まりやすくなる!
「物件情報掲載テクニック」

ここからは、上の配点を踏まえたうえで、木津氏が推奨する「物件情報掲載テクニック」を紹介する。

●その1:検索にかかりやすくなる『特徴項目のチェック』を増やす

「フローリング」「宅配ボックスあり」などの設備や条件などの特徴をなるべく多く入力する。
チェック項目が0~10個と、41個以上では、検索にヒットする回数で4.3倍の差が生じる。設備や条件を充実させ、網を広げることが重要になる。

●その2:検索にかかりやすくなる「3駅」を登録すべし

SUUMOの場合、徒歩表示では30分以内、バス利用は路線がつながっていれば、利用可能駅として登録できる。3駅登録できるため、3駅登録が鉄則。駅は近い順ではなく、遠くてもバスを利用しても利用できるターミナル駅がおすすめ。

「東京駅で検索すると、千葉県の物件が検索で上位に出てくることがあります。これは東京駅で登録したほうがより検索で優位に表示されるため。仲介業者のなかには、コンバーターで住所から駅名を自動入力しているケースもあるため、大家さんが駅名まで指定することが大切です」

●その3:ハイライト機能を使って目立せる

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ハイライト機能とは、検索結果一覧画面で、黄色などの帯色がついて、目立たせる表示のこと。スマートフォンでの検索にはない、PCサイトだけの機能。

PCサイトの検索結果一覧画面では物件情報に黄色の帯がつく「ハイライト機能」がある。これだけで反響が1.2倍増える。ハイライト機能が適用される条件は、「間取り、外観、キッチン、居室・リビング、バス・シャワールーム」の5つの画像カテゴリに写真が登録され、かつその他のカテゴリも含め登録写真が計7枚以上あること。

●その4:物件名を表示しよう

仲介業者の思惑などで、物件名を意図的に表示しない場合もあるが、物件名を入れることで、SUUMOの姉妹サイト「SUUMO物件ライブラリー」にも掲載される。Googleなどの検索を通し、物件詳細画面の閲覧数が上がりやすくなる。

●その5:反響アクション数が上がる「画像カテゴリ数」UP

画像カテゴリ数が多いほど、反響率が高い傾向にある。例えば、「リビングを素敵にリフォームしたからリビングの画像多く入れたい」と考える場合があるが、それよりも「玄関」「眺望」など画像の種類を分けることで、画像カテゴリ数がUPし、優位に表示される。

「ポータルサイトは14枚の写真で戦わなければなりません。うち2枚は外観と間取り図。残る12枚でどこを見せるか? 1枚の写真で伝える情報量を増やすことがポイント。例えばモニターホンの画像ならば、単体だけではなく、部屋のどこにあるのかがわかるように撮影すること。ベランダであれば、洗濯物がよく乾きそうな、日当たりがよい時間帯に撮影することも重要です」

浴室など狭い場所は縦の画像にすることや、収納は扉を開け、どれくらい物が入るかが伝わる写真が効果的だという。

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写真の悪い例(左)と良い例(右)。できるだけ引いて全体を写す。天井と床の面積は同じくらいにすると構図が安定。傾いている写真はNG。

●その6:反響数が上がる「キャッチコピー」を入れる

キャッチコピーでは、画像で伝えられないことを伝えるチャンス。効果的な例は、「子育て世帯支援! ずっとお家賃5000円オフ。シングルマザー、子育て世帯は割引。駐車場付き戸建て」など。悪い例は「ご相談は当店へ。オンライン内見可」など。仲介業者が同じものを使い回していることも少なくない。

なおECHOESではオーナーが物件情報を入力した後に、スタッフが管理画面上でより点数を上げるように修正する場合がある。

「競合の多い物件は、スタッフが動画を入れたり、オプション入れたりして、点数を上げて、入居者がより早期に決まるようにしています」

11月にはさらに新機能も充実させてパワーアップする予定だという。空室を抱えているオーナーさんは、今すぐチェックしてほしい。

健美家編集部(協力:高橋洋子(たかはしようこ))

高橋洋子

https://yo-coo.wixsite.com/home

■ 主な経歴

暮らしのジャーナリスト。ファイナンシャルプランナー。
大学卒業後、情報誌などの編集を経てライターに。価値0円と査定された空き家をリノベーションし、安くマイホームを購入した経験から、おトクなマネー情報の研究に目覚め、FP資格を取得。住宅、マネー関連の執筆活動を行う。

■ 主な著書

  • 『家を買う前に考えたい! リノベーション』(すばる舎)
  • 『100万円からの空き家投資術』(WAVE出版)
  • 『最新保険業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』(秀和システム)など

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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