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大きな問題や事件になる前に! 入居者同士のトラブル対策について解決支援サービス会社に聞いてみた!

賃貸経営/商品・サービス ニュース

2022/10/14 配信

コロナ禍で増えた
近隣トラブルに対応

騒音問題も、最も多い入居者トラブルの一つだ
騒音問題も、最も多い入居者トラブルの一つだ

入居同士のトラブルや近隣からの迷惑行為は、オーナーの責任でなくても大きな問題が起きて事件にでも至れば、資産価値にも影響を及ぼしかねない。

「事件未満」のトラブルに対し、相談員を含めて元警察官が対応して解決していくサービス「マモロッカ」を提供しているのがヴァンガードスミス(東京都港区)だ。どんなトラブルが多いのか?その要因は?元警察官の対応とは?

マモロッカは、月数百円の定額制近隣トラブル解決支援ビジネスで、案件収束まで100%を完遂(さし戻しゼロ)、元警察官相談員による全国訪問体制をしき、国内では唯一のコールセンターも100%元警察官という会社である。ただし、今のところ請負は管理会社を通してのみで、個人事業主が直接に依頼は出来ない。

しかし、コロナ禍によりテレワークが増加し外出が減ったことから、近隣トラブルが顕在化する傾向が顕著というなか、トラブルの内容と要因、マモロッカの対処は参考になるところがある。

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圧倒的に多い騒音トラブル
半数は自覚なし!

まずマモロッカへの相談分類で圧倒的に多いのが「騒音」で71%を占める。

生活音や足音、音楽、人の声などで、子供が発するもの、ゲームやYouTube、宴会やパーティが発生源となっている。発生側の50%は自覚がないということで、まずは事実確認をし、もし騒音を起こしているようなら共同社会においては考慮や我慢が必要なことを理解してもらうように対応する。

ついで多いのは迷惑行為で、破壊や嫌がらせ行動などが9%、たばこやゴミまたペットなどのマナーによるトラブルが8%となっている。

いずれも事実確認をして、トラブル元となっている相手の感情を抑えていくのが対処の基本。なかには、ハードクレーマーで、トラブルにつけこんで金銭などの過剰な要求をしてくるものもいる。

ここで、マモロッカは当事者同士ではなく、第3者として対処できるので、客観的かつ毅然とした態度で対応しやすい。過剰な要求は受付けないことが重要で、本人にも社会的信用を落とすなどの不利益があることを注意喚起して納得させるという。

ただし、うち1割は精神疾患などが要因のこともあり、その際にはまず状況をよくみてケガをしない・させないという安全に配慮することがいちばん。警察・福祉・医療など専門家との連携も図るという。

マモロッカを起業したヴァンガードスミスの代表取締役の田中慶太氏も元警察官。本当の人助けや警察組織でできることへのジレンマを感じて退職し、キャリア警察官を目指すなかで一時民間企業に就職。人を助けることを仕組みとして事業化できないかと考えているときに、アメリカでは近隣紛争処理制度(Neighbirhood Justice Center )が政府組織としても先行確率していることを知り、日本ではトラブル解決支援を民間で作れないかという思いから起業したという。

トラブルの対応には、まず状況把握。そしてトラブルを起こしている側に自分の起こしてる状況を自覚してもらい、我慢を促すことが大事。

クレイマーとなってくるものには、金銭など過剰要求には毅然とした態度で。などアドバイスをもらった。さらに、大部分は騒音なので、家主側としても構造や床材、窓など原因になりそうなところの点検に注意を払うことも、トラブルの元を断つ意味で重要だと思う。

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執筆:小野アムスデン道子(おのあむすでんみちこ)

小野アムスデン道子

■ 主な経歴

元リクルート週刊住宅情報関西版編集長。
月刊ハウジング編集長を経て、メディアファクトリーにて、世界的なガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集に携わったことから観光ジャーナリストに。
東京とオレゴン州ポートランドのデュアルライフと世界中を巡る取材で旅を基軸にしたライフスタイルについて執筆。国内外で物件運用中。
Own media【W LIFE】で40代からの豊かな暮らし方を発信。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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