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常識を超えた建物で高収益。建築に使えない安価な輸送用コンテナで作られた京都・共創自治区CONCONの可能性

賃貸経営/まちづくり ニュース

2022/11/28 配信

普通には建築に使えない輸送用コンテナを使っている
普通には建築に使えない輸送用コンテナを使っている

京都・堀川通から少し入った住宅地に古い3軒長屋と中古の輸送用コンテナで作られた新築賃貸物件がある。

床、柱、梁、屋根が新しいので新築というのだが、加えてもうひとつ謎なのは外壁がないこと。これまでの建築の常識を打ち破る建物である上に高収益を上げてもいる謎の物件、共創自治区CONCON(以下こんこん)を見てきた。

細長い敷地をどう使うか

敷地は奥に行くほど広くなっている。隣の敷地も同様に細長い
敷地は奥に行くほど広くなっている。隣の敷地も同様に細長い

こんこんが建っているのは古い街にはよくある細長い敷地。元々は路地に面して長屋が並んでいたのだろうが、2019年10月にこんこんが誕生する以前は中央に三軒長屋が残り、それ以外は駐車場になっていた。その土地をより活用しようと所有者が考えたことからこんこんが生まれる。

長屋を取り壊して新築を建てるのが一般的だろうが、よくある新築マンションを建てても将来的な競争力には不安が残る。

他にも賃貸物件を持っている所有者としてはもう少し他と違う活用がないものかと考えたのだろう、長い付き合いのある管理会社に「面白い活用ができる人を知らないか」と訊ねた。

川端氏のオフィスももちろんコンテナ。コンパクトながら居心地が良い
川端氏のオフィスももちろんコン
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