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【ルポ】日本初ハンモック付き賃貸に問合せ殺到

賃貸経営/空室対策 ニュース

京王線幡ヶ谷駅から数分、玉川上水跡の緑道沿いという希少な立地に3階建て、1フロア1戸の賃貸住宅が誕生した。ほとんど賃貸は出ない立地に加え、新築。

緑道側外観
緑道側の外観。1階には目隠しのためにラティスが設置されている

普通なら、それだけで十分競争力はあると判断。それ以上に工夫しないだろうが、この物件は違う。おそらく、単身者向けの賃貸物件では日本初だろう、メキシカンハンモックが設置されているのである。

メキシカンハンモック
メキシカンハンモックは縦横斜め、どの方向にも寝られるが、横に寝ると最も浮遊感が得られるようだ。右側の踏み台も部屋に用意されている

■5万円の投資に問合せ90余件

メキシカンハンモックは通常のものとは違い、縦横斜め、どの方向にも寝ることができ、解放感、浮遊感は格別。ハンモックというだけで話題になるだろうが、加えて珍しい種類とあればなおさら。6月30日に情報を解禁して以来、取材前日の7月19日までの20日間で問合せ件数は95件。殺到と言ってもよい状況だ。

3階
3階の部屋の場合、ちょうど桜の梢が目の前で、かつ緑道を挟んだ家が2階建てのため、外からの視線を気にする必要もないという絶好のロケーション

建物は緑道に面して建てられており、ハンモックに揺られながら緑道の桜を眺めることができ、季節には自室で寝転がりながら花見ができるという設え。この状況が人気を呼ばないわけはない。

ちなみにハンモック本体は1万5000円〜2万円ほど。金具が別途1点1万5000円かかるので、最大でかかる費用は5万円。これだけの額で得られる反響としては他に類がない。

金具は鉄骨に溶接するというやり方で躯体に直接設置している。後付はできないことはないそうだが、強度を考えると建設時にあらかじめ設置しておくほうが安心だろう。

ハンモックの荷重は200キロまでで、女性と子どもくらいなら2人での利用も可能だ。使わない時はまとめて壁に固定しておけるよう、ループが設置されている。ハンモックに乗る時用に木製の踏み台も用意されている。

使わない時
使わない時にはこのような形でまとめておける

■レイアウトが楽しめるマグネットウォール

しかも、他物件の差別化という意味ではハンモック以外にも工夫がある。珍しいものとしては玄関、室内にマグネットが利用できるマグネットウォール、マグネットシートが使われている点も挙げられる。

マグネットシート
下駄箱の上にはマグネットシート。これでも2キロくらいまでの重さに耐えられるとか

たとえば玄関の靴箱の上にはDIYで貼ることができるシートが使われている。これは壁のサイズに合わせてカッターで簡単に切ることができる製品で、貼った上に好みの水性塗料を塗って完成だ。あらかじめ、チョークが使える黒板塗料が塗布された製品もある。

マグネットウォール
室内に用意されたマグネットウォール。簡単に位置を移動できる

室内に使われているマグネットウォールは写真のサイズで3万円ちょっと。こちらは内装業者に施工してもらう必要があるが、新築時、リフォーム時などに一緒に貼ってしまえば手間賃は抑えられる。

下駄箱反対側
下駄箱の反対側にはこのようなスペースも。収納の少ない玄関を使いやすくするためには有益だ

この部屋の場合にはあらかじめ、棚、フックなどいくつかマグネット用の小物が用意されているが、後は住む人が好きな品を買ってくれば壁が収納にも、インテリアにもなる。入居者としては原状回復を気にすることなく、インテリアを楽しめることになる。

手入れも楽で、汚れたら拭くだけだ。こちらも、それほどの額ではないものの、大きな差別化ができるアイテムであり、新築、改装の予定があれば取り入れてみたいところだ。荷重は2キロまで。詳細はウォールデコレーションストアのサイトで確認してほしい。

■収納その他設備にもこだわり

部屋は28.80uの1Kだが、その広さとは思えないほど収納、水回りはたっぷりとられている。まず、収納は室内に2間のクローゼットがあり、扉には鏡も。こうした心配りは女性には受ける。

玄関の収納
玄関の収納。上下の下駄箱の隣にもうひとつ下駄箱収納が

さらに玄関、キッチン、洗面所にもそれぞれ収納が用意されており、一般的な1Kに比べると倍くらいは用意されているという印象だ。

浴室
窓があり、サイズも大きく、機能充実のバスルーム

バスルームは1216サイズと単身者向けとしては大きく、追焚機能付き。窓もあって明るく、広々。1フロア1戸のため、窓は洗面所、キッチンにもある。

玄関側外観
玄関側。建物前にゴミ箱、宅配ロッカーも用意されている。元々は3棟の一戸建てが並んでおり、そのうちの1棟が建替えられて賃貸住宅になった

その他設備としてはオートロック、防犯カメラ、テレビモニタホン、宅配ボックスなどなど。戸数が少ないのに、ここまであるかと驚く。

■強気の賃料設定でまずはPR

さて、気になるのは賃料だが、1階が10万8000円、2階が11万8000円、3階が12万3000円となっており、共益費が5000円。企画、代理のPM工房社、久保田大介氏によると相場より、1〜2万円くらい高い設定になっているのだとか。

ロゴその他
入口に掲げられた物件ロゴ、照明など細かい部分にもデザインが施されている

「賃料はあえて高めに設定してあります。というのは後から下げることはできるものの、上げることはできません。そこで、7月中は実際の客付けは意識せず、珍しい物件があることを告知、PRする時期と考え、様子を見ています。ですが、20日間で95件の問い合わせ、内見可能になった7月11日から19日までの9日間で案内数が7件という数字から考えると、反応は上々。しかも、2階が多少多いくらいで、あとは各階まんべんなく問合せがあるので、各階の値付けのバランスも妥当と思われます」。

水回り
収納豊富で広い洗面所。女性に気に入ってもらうためには水回りの充実は重要だ

対象として考えているのは、単身、30〜50代のキャリア女性。環境、立地の申し分のなさに加え、女性の心を掴むだろう要素を多数盛り込まれており、よく、ここまでの企画に仕上げたものと感嘆する。

キッチン
忙しく働く、あまり自宅では料理をしない女性を意識、キッチンは最低限のコンパクトなものになっている

新築というだけでは決まらない今、こうした細かい配慮のある企画が必要なことは誰しも分かっていると思うが、実践できている物件は少ない。参考にすべきだろう。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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