さる7月19日、大阪府宅地建物取引業協会北支部主催で「不動産売却が変わるホームステージング」というタイトルの勉強会が催された。講師は「ホームステージング」の認知と普及を目指す一般社団法人日本ホームステージング協会の理事が務めた。
不動産業界の勉強会で取り上げられたこの「ホームステージング」。まだそれほど一般的な言葉ではない。簡単に言えば、家具や小物を用いて部屋を演出すること。「モデルルームのようにする」と考えればイメージしやすい。
この「ホームステージング」という手法、欧米においては一般的なものとなっていると聞く。実際に筆者が見たロスアンゼルスのオープンハウスでも、手の入れ加減に程度の差はあれど、ほとんどの住宅においてホームステージングがなされていた。
ベッドにはカラフルなクッションが置かれ、リビングには様々なアートや小物が並べられ、新築マンションのモデルルームさながらに家具や小物が配置されている。あるところではキッチンにフルーツが盛り付けられていて「ご自由にお食べください」と勧められた。
初めは「どのオーナーさんもセンスのある方ばかりだ」と思っていたが、聞いてみたところ全てプロの業者に依頼し
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