不動産業界には物件購入、収益改善、空き家解消など様々な分野のコンサルタントが存在する。悩んだ時には専門家に相談と思うのは当然だが、目的、物件に合わせて依頼先を考えないと失敗することもある。その中でも注意したいのは賃貸物件の空室が続く場合に、その解消を空き家コンサルタントに依頼するケースである。
賃貸物件の場合には、入居者を募集する際、仲介の不動産会社に入ってもらうケースが大半。そこで不動産会社と空き家対策コンサルタントの役割分担が明確でないと、不動産会社が仲介しにくくなることがある。管理を行っている不動産会社では自社で空室対策を行っていることも多く、そこに空き家コンサルタントを雇うのは、いわゆる「屋上屋を架す」状態。
コンサルタントと不動産会社の意思疎通が上手く行かなければむしろ逆効果となり、最終的に支払った費用に見合う効果を得られない結果になる可能性も十分にあり得るのである。
では、空き家コンサルタントを依頼する時には何を、どうチェックして依頼すれば良いか。
●保有資格、実務経験、実績を最初にチェック
まず大事なのはその人の保有する資格や実務経験、実績をきちんと調べること。コンサルタントは資格
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