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全134室が満室となった理由。清澄白河のソーシャルアパートメント

賃貸経営/空室対策 ニュース

2017/06/11 配信

ルームシェア、シェアハウスといった住まい方が市民権を獲得してきた昨今、新たな住まい方が注目を集めている。それが「ソーシャルアパートメント」だ。株式会社グローバルエージェンツ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山崎 剛 以下、同社)は、清澄白河に3月にオープンした「WORLD NEIGHBORS清澄白河」が、わずか3カ月で満室となったことを発表。「ランドリー&カフェ併設型ソーシャルアパートメント」と謳う同物件の人気の理由を探ってみた。

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「WORLD NEIGHBORS清澄白河」の共用ラウンジ
  • 「ちょっとした贅沢」を叶えるソーシャルアパートメント

「ソーシャルアパートメント」とはどんなものかご存じだろうか? 近年、知名度の上がっているルームシェアと比べて言うなら、割合として一軒家が多く数人程度で暮らす形態がシェアハウス。それに対し、ソーシャルアパートメントは、寮を改装したような、40室前後の比較的規模の大きな物件が多い。加えて、ゆったりしたソファや大画面テレビ、バーカウンターなどを備えたラウンジや、体を動かせるジム設備、通信環境の整ったワーキングスペースといった充実した共用施設が併設されていることが特徴だ。

シェアハウスが賃料の節約を目的として利用する人が多いのに対し、ソーシャルアパートメントはむしろ高めの賃料を支払ってでも、単独では実現できない「ちょっとした贅沢」や広がりのある人間関係を求める人たちに人気を集めているようだ。

  • 賃料9.4万円と相場から高めの設定ながら、オープンから3カ月で満室に

今年3月にオープンした「WORLD NEIGHBORS清澄白河」もこうしたソーシャルアパートメントのひとつ。パーソナルスペースとなる専用部分は20uの1Kで、全134室。賃料は最多価格帯が月額9.4万円と、同社のほかのソーシャルアパートメントと比較しても高めの設定ながら、オープンからわずか3カ月で満室となったという。

入居者の構成を見てみると、男女比はほぼ半々で、平均年齢は31.5歳。高めの賃料を受けてか、同社のソーシャルアパートメント全体の平均29.8歳よりやや高めだ。職業別では、IT関連企業勤務が14%と最も多く、次いでコンサルティングや広告・情報通信などの業種も多い。

  • 共用施設をより魅力的なものにすることで、質の高い入居者が増えた

こうした質の高い入居者が集まった背景には、魅力的な共用施設の充実があげられる。

1階にある共用ラウンジには、設備の整ったキッチンのほか、ビリヤード台や120インチの大型スクリーンを設置。入居者の多くがスポーツ観戦などで盛り上がる。最上階10階に位置するバーラウンジからは、都内の夜景を一望でき、パーティーなども企画されているという。さらに、1階には地域の方も利用できる「ワイルドネイバーズカフェ」とコインランドリー「SoLiquid」を併設。住民は月2回の洗濯代行サービスも利用できる。通信環境やコピー設備の整ったワーキングラウンジも設けられ、フリーランスの方などが積極的に利用しているのも特徴だ。

左:コインランドリー「SoLiquid」、右:「ワイルドネイバーズカフェ」
左:コインランドリー「SoLiquid」、右:「ワイルドネイバーズカフェ」
左:10階のバーラウンジ 右:ワーキングラウンジ
左:10階のバーラウンジ 右:ワーキングラウンジ

一方、多くのソーシャルアパートメントがお風呂やトイレを共用とするなか、同物件については専用部である個室に、全室ミニキッチンとバス・トイレを設置。充実の共用施設に加え、しっかりとしたプライベート空間も確保したことで、成約率が上がったようだ。

  • マンスリー入居を積極的に受け入れることで、外国人入居者も利用しやすく

また、「WORLD NEIGHBORS清澄白河」では、主に外国人利用者を対象に、マンスリー入居を積極的に受け入れている。同物件の外国人比率は15%となっており、アジア、ヨーロッパ、北米、中米など幅広い国籍の人が入居。国籍を問わず交流を楽しんでいる。もちろん、1年以上の長期契約の外国人も多いが、マンスリー入居を受け入れたことで、空室対策の一助になったことは間違いなさそうだ。

さらに、来年の施行が見込まれる民泊新法の内容によっては、積極的に民泊も受け入れていく方針とのこと。今後の動向にも注目したい。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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