実は投資家が気づきにくいところに空室の理由がある。不動産に関わるプロ4人による、空室対策覆面座談会後半では状況別にどこに要因があるかを探っていく。
出席してくださったのは地域密着型の不動産会社(以下、不)、広い営業エリアを持つ管理会社(以下、管)、投資物件等の企画を得意とするコンサルタント会社(以下、企)、投資物件のリノベーションを数多く手掛ける施工会社(以下、施)の4人だ。
■問合せすらない物件は価格、情報発信を見直せ
空室という状態は同じだとしても、その前段階で問合せすらないのか、問合せはあっても内見に結び付かないのか、内見に来ても決まらないかは対処法が違う。順に見て行こう。
不)問合せすらない物件の場合、原因と思われる理由は2つ。ひとつは賃料や契約時の費用などが相場に合っていないというもの。周辺の相場が下がっているにも関わらず、それを聞こうとしない、あるいはリフォーム費用を家賃に乗せているなどですね。もうひとつは情報発信に問題がある可能性です。
情報発信に問題がある場合、「ネットに出ていない」「出ていても必要
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