間もなく大学の合格発表が始まり、学生向けの物件の需要はピークを迎える。今こそ、空室を埋める絶好のチャンスである。そこで、2年半で1070室の空室を埋めた、住む人の気持ちを考えて空室をリフォームする「フィーリングリフォームR」を率いる山岸加奈さんに、繁忙期ならではの空室対策について緊急取材した。
■繁忙期を逃すな。学生向け物件は、即断即決!
「繁忙期の退去があると、空室が埋まるのが1年後になってしまう」「ワンルームの競合物件が多すぎて、どう対策していいかわからない」「繁忙期の広告はどうすべきか」。
このような悩みを抱えていないだろうか。人口減少や新築物件の増加から、賃貸需要が大きく変化している今、繁忙期だからといって油断禁物だ。空室を埋めるために、今こそすべきことがあると空室対策に詳しい山岸さんはいう。
「この時期、大家さんが把握すべきことがあります。まずは近隣の大学の試験日と合格発表の日。試験の日に、住む部屋を決める学生が多く、入学前に前倒しで部屋を決める傾向にあります。だからこそ、学生向け物件は、スピード勝負で、即断即決させることがポイント。そのためにも、魅力的で暮らした時のイメージがわくよ
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