コロナ禍で動画配信が増加している。株式会社AJAの調査によれば、全体の52%が外出自粛以前に比べて利用頻度が増えたと回答しており、それに応じてチャンネルを開設する人も増えている。ヨガや各種エクササイズなどこれまでリアルに行われていたレッスンをオンラインに変えた例などもよく聞く。
当然、それに合わせて動画撮影のためのスタジオのニーズが増えている。
オリエンタル・サンの山田武男氏は先日、YouTube撮影のためのスタジオにある法人に五反田の賃料約60万円のオフィス物件を仲介したというが、業績好調の同社にとってはこれが自社で運営する2件目のスタジオになるのだとか。テレワークでオフィスニーズの消失が囁かれる中、違うニーズが勃興しつつあるのである。
空室を動画撮影スタジオに
そのニーズを捉え、山田氏は神田駅前にあるビルで入居者と空室を利用、新しいビジネスを始めた。ふたつ、ある。ひとつは入居者である映像制作のプロ・イサオスタジオの知名功氏と組んで、隣にあった空室を動画スタジオに変えたこと。部屋の広さは全体でもわずか23㎡ほどで、スタジオ部分は4畳半ほどに押入れというコンパクトさだが、一人で座って喋る、二人
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