これまで、この不動産投資ニュースで「家賃の見直し」「設備の強化」「専有部のリニューアル」について、空室対策として解説してきた。
しかし、もうひとつ逃しがちなのが、建物そのもの、共用部の魅力はどうだろうか、ということ。建物リニューアルのような大きな話ではなく、ちょっと廊下の電球や玄関の花などで、空室対策はどこまで可能なのか。事例に基づいて論じたい。

■空室対策の王道は
「スマホの検索項目」と「写真」
今、入居希望者はスマホで物件を検索して、「この物件が気に入った」と反響をいれ、そして不動産会社に行って、数件見て決めてしまう。
すなわち、この「スマホで検索」されるかどうかが鍵であり、設備項目などで検索される項目に該当するかどうかは空室対策の鍵と言って良い。
こうした検索項目のなかでも「ネット無料」などは、コロナ禍という環境変化に伴い時代の潮流である。
そして検索されてからは、結果一覧の写真次第。いまやステージングやリノベによる空室対策も有効である。
となると、エントランスの郵便ポストがどうであろうと、はたまたゴミステーションがどんな状
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる