前号では、「オーナーアプリ」についてご紹介させていただいたが、その一方で、「入居者アプリ」も各管理会社がリリースしている。新しい流れである「入居者アプリ」などでの「問い合わせ対応履歴」を活用して、満室経営をするためのヒントをつかみたい

ピザの出前も、宅配の再配達も
スマホの画面でする時代
NTTドコモ モバイル社会研究所の2021年1月の調査によると、日本国内でスマートフォン、ケータイの所有者のうちスマートフォン比率が92.8%となった。
収益物件のオーナーの中には「まだまだガラケー」「携帯も使わない」という人もいるかもしれないが、入居者は、スマホをかなり使っている。それも従来の電話のように「会話」をするものではなく、「ネットにつないで、画面を見て操作」をしている。
例えば、旅行に行くならホテルの予約・キャンセル、新幹線の切符、レンタカーの予約もスマホの画面で行う。大学受験の申込、合格発表、就職活動の説明会の申込や面接の予約、恋人とのLineでのやりとり、本の購入や出前の依頼、宅配の再配達の依頼などもなにかとスマホの画面を操作するのだ。

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