いよいよ2022年も残すところ数日となった。
コスト高やコロナなど、賃貸経営にも逆風が吹いた一年だったが、逆に高値で物件を売り抜けた人などは、うまく時代を追い風にできたのではないだろうか。
年が明ければ一年で最大のチャンスである引っ越しシーズンが始まる。空室対策はできるだけ早めの対策を行ったものが勝つ。とはいえ、流行りの設備を適当に導入しただけで決まるほど、昨今の市況は甘くはない。
効果の高い空室対策を実施するなら、次の3つのポイントを意識してほしい。
1.空室原因分析と市場調査
どんなことでも、「計画」と「実行」そして「検証」が必要である。やみくもに取り掛かったのでは、何がよくて悪かったのかが判断できない。
まずは自分の物件の現状を知り、空室の原因を探ることから始めたい。方法は簡単なので誰でもできるのだが、案外多くの人が実践していない。それは、まずは自分の物件をSUUMOやHOME’Sといった賃貸不動産ポータルサイトで検索してみることだ。
部屋の広さや築年数、エアコンの有無や最近人気の設備、駅からの距離など、部屋の条件からデータを絞り込み、自分の物件を探し出す。
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執筆:
(いまいもとつぐ)