繁忙期の1〜3月は、平均して通常期に比べ1.5倍賃貸住宅の需要が上がる。繁忙期も残り1ヶ月、限られた時間で如何に入居希望者に自身の物件を選んでもらえるのか、しっかりと考えて実行に移していきたい。
空室対策というと、これまで幾度と触れてきたテーマであるが、何度もいう通り「特別な何か」はない。入居ターゲット(ペルソナ)の設定、募集媒体の閲覧・反響分析、空室や共用部の清掃、募集条件の適正化、管理会社との打ち合わせなど、凡事徹底、できることを一つ一つ実行していくことだ。
一通りのやるべきことをやったら、次は入居希望者側の目線になって考えてみることも重要だ。
実際に部屋探しをする立場になり、入居者の消費者行動を意識してほしい。
一般的に部屋探しの流れ(消費者行動)は、下記の図の通りとなる。

「ポータルサイトでの検索」から「内見」、そして「成約」に至るまでの行動を見たときに、物件を検討する段階で「物件名検索」が行われることに注意を払いたい。
入居者ニーズと意識調査(21C住環境研究会、株式会社リクルート)によれば、部屋探しをする人の約75%は、その過程で「物件名検索」を
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる
執筆:
(いまいもとつぐ)