このところ、学生とのコラボを売りにした賃貸物件が目につくようになってきた。たとえば、伊藤忠都市開発は世田谷区三軒茶屋の新築賃貸マンションで、昭和女子大生考案のモデルルーム3戸を作っている。
同物件は東急田園都市線三軒茶屋駅から徒歩5分、1Kから2LDKまで総戸数は69戸。そのうちの5タイプの間取りを対象に同大学生活科学部環境デザイン学科3年生有志が「三軒茶屋での女性の暮らし方」をテーマにデザインをプランニングし、それを具現化した。提案された10案から、同社と三井デザインテックが審査を行い、優秀作3点をモデルルームとして開設したという。
モデルルームは「旅-かおる-部屋」「想い飾る部屋」「大人の隠れ家」などと名付けられており、テーマ性が高いのが特徴だ。分譲物件では住む人を想定、細かいプロファイリングを行った上でそれに合わせたモデルルームを作るが、賃貸では不特定多数向けになることが大半だった。そこに新味を入れたということだろうか。
あるいは芝浦の築古物件では学生コンペを元にリノベーションした部屋が登場している。これはアドバンス・レジデンス投資法人の資産運用会社であるADインベストメント・マネジメ
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