• 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集
  • 収益物件 売却査定

2,227アクセス

「入居者DIY可」で空室解消!市場拡大とともにDIYの多様化も進展。快眠・健康に照準のDIYキットも登場!

賃貸経営/DIY ニュース

賃貸住宅の空室対策としてDIYは、入居者にとっても家主にとってもメリットを生み出す方法として注目されている。

一般的な賃貸住宅では、契約上入居者が勝手にリフォーム等は出来ず、仮に手を加えてしまうと原状回復義務を負うことにより、退去時に費用を請求されてしまう。このため、賃借人は部屋の柱や壁に釘1本打つことさえためらっていた。

しかし、2014年3月国土交通省発表のガイドラインで、「借主負担DIY型」の賃貸借契約が指針の一つとして提示された。これを契機に、入居者が自分好みの部屋にするDIYを家主が許容するようになってきた。

家主が自らの費用でDIYを行うこともあるが、家賃2〜3カ月分までDIY援助資金として支給する試みもある。入居者が費用負担することを条件にDIYを認めるケースは、オーナーにとって部屋の模様替えで持ち出しがなく、入居者を誘致できるメリットがある。

入居者側も、DIY費用はかかるものの、自分が住みたい部屋にできることに魅力を感じる。

こうしたDIYは、記者が子どもの頃や若い頃は、父親の日曜大工的なものだったが、今では学生や若年単身サラリーマンに加えて、DIY女子という言葉も聞くように若い女性が手掛けることも少なくない。

壁紙の張り替えや床のリフォーム、照明器具やカーテンレールの取り付けなど、使い勝手良く工夫した商材が販売されることで、一般に取り組みやすくなったとも言える。

日本のDIY市場は右肩上がりで伸びており、市場規模は4兆円とも言われ、DIY関連商品がそろうホームセンターの数も増えている。

日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会(稲葉敏幸会長)によると、日本で初めて本格的なホームセンターが誕生したのは1972年で、1973年に全国で28店、1974年に60店だった店舗数は1975年を境に年間約100〜200店のペースで増え続け、現在4700店舗を超えている。

その背景には、消費者の志向が物質的な豊かさから精神的な豊かさへと変化し、新しい生活価値観が生まれたことにあると分析している。

同協会が昨年12月28日に公表した2017年度のDIY小売業実態調査によると、会員ホームセンター1社平均の売上高は年間778億4403万円に上っている。

また、このところのインターネット社会の進展に伴い、情報を全国に向けて広く発信できることから、DIYの商材をネット販売する会社が増えていることも市場規模拡大を後押ししているようだ。

学生と企業のコラボによる試みも相次いでいる。アドバンス・レジデンス投資法人の資産運用会社が2016年に実施した賃貸住環境学生コンペで、芝浦工業大学大学院生の「麻布十番床下収納基地」が最優秀賞を受賞。

これを2018年秋に東京都港区内の賃貸ワンルームマンションで実用化。小上がり兼床下収納を設置し、学生のアイデアを実現している。月額14万円の家賃は総改修費用を9.5年で回収できるよう設定した。

東京モード学園とレオパレス21も学生コンテストを実施しており、日本・中国・マレーシアの学生チームが昨年秋に最優秀賞の金賞を獲得。

DIYA
▲東京モード学園×レオパレス21の学生コンペ作品製作の現場

読書好きな20代前半の女子大生をイメージした部屋作りとして、本を収納するボックスを組み合わせることで、机や椅子、棚などインテリアを作っていく。

ボックスの持つ自在な可変性機能を生かしたアイデアだ。レオパレス21では、実用化の予定は現在ないものの、こうした学生のアイデアを将来生かす選択肢も想定はしているという。

DIY@
▲快眠を実現するDIYキットも登場した。

使い勝手や魅力的といった部屋作りの視点にとどまらず、健康に焦点を当てたDIYも登場している。戸建て住宅を手掛ける早稲田ハウス(千葉県松戸市)は、「究極の寝室」作りに注力する。快眠と健康との関係に着目しており、快適に眠れる寝室を手作りできるDIYキットを1月11日から69万8000円(6畳サイズ)で売り出すという。

このDIYキットは、「海の恵み」(天然抗酸化水溶液)、「山の恵み」(天然炭塗料)、「森の恵み」(天然オビ杉)、「土の恵み」(天然珪藻土)などを一式そろえたパッケージ商品。

下地材を壁や床に1度塗って杉板を床に敷き、珪藻土や抗酸化水溶液などで仕上げる。内装材に化学物質を含まない珪藻土や木材などの自然素材により、合板や新建材、ビニールクロスなどを多用した住宅にはない快適さを追求する。

金光容徳社長は、「これまでの健康住宅づくりを通じて、アトピーや喘息、鼻炎、花粉症、目のかゆみといったアレルギー症状や不眠が大きく改善されたとの反響を受けている」と話す。銚子電気鉄道の宿直室を究極の寝室≠ノ改修してみたところ好評だったという。

こうした健康に配慮した住空間づくりを賃貸住宅にも転用すれば、従来とは違った賃貸価値を生み出しそうだ。入居者のニーズに合わせて自在に対応できるDIYは、空き家・空き室など眠っている住宅ストックを生かすキーポイントとなる。

健美家編集部

健美家サイト会員登録で最新コラムやニュースをチェック!

健美家不動産投資ニュース

最新の不動産投資ニュース

ページの
トップへ