「センスある感度の高い」入居者を選ぶことで、DIY賃貸のクオリティを担保する方法をとっている岩崎興業地所。
トップクラスの入居者によって、「こんな風に変わるんだ!」とびっくりするくらい、物件が生まれ変わっているという。そんなDIYビフォー・アフターの姿を、岩崎さんはSNSなどで発信するとともに、昨夏にはDIY賃貸の魅力を伝えるコミュニケーションツールとして“ZINE”も作成した。
「当社のDIY賃貸を知ってもらうとともに、敷居が高いと思われている不動産会社の垣根を低くできればと思って作りました」。
■常に「再賃貸可能か」を念頭に
さて、DIY賃貸を考えるとき、常に岩崎さんが念頭に置いているのが「再賃貸」だ。DIY可能とした結果、あまりにも個性的なデザインになってしまうと、次の入居者を募集したときに入居希望者の範囲が狭まってしまう。オーナー側がDIY賃貸に踏み切れない大きな理由の1つでもある。
そのために前編でも紹介したように、入居希望者の「センス」を重視しているのだが、その際に選ぶ側の「センス」に偏
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