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壁紙や塗装だけじゃない!賃貸物件のDIYにもおすすめな壁の内装材3選

賃貸経営/DIY ニュース

2022/04/11 配信

空前のDIYブームの昨今。収益物件にもDIYを取り入れて、低コストでおしゃれな部屋を作って差別化を図りたいとお考えの不動産投資家の方も多いことだろう。

しかし、これまでDIYや工作の経験がなかったり、手先の器用さに自信がなかったりで尻込みしてしまっている人もいるのではないだろうか。

そんな方々に向けて、今回は、DIY初心者でも施工が容易でデザイン性が高く、賃貸にも取り入れやすい壁の内装材3選をお届けする。

漆喰を初心者にも扱いやすく
質感と機能性に優れるヒッキーウォール

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ヒッキーウォール施工例(引用:カントリーベース)

はじめに紹介するのは石川県に本社を置く建材屋「カントリーベース」が開発した「ヒッキーウォール」という塗り壁材だ。

プロはもちろん、DIY初心者でも扱いやすいよう漆喰をベースに樹脂を配合してつくられており、コテを使ってスムースに塗り広げていくことができる。下地を選ばず壁紙や砂壁の上からでも(場合によっては下地処理・補修やシーラー塗布の必要アリ)施工可能で、誰でも温かみのある左官仕上げを手に入れることができるだろう。

ベースカラーは素地とよばれる白一色だが、オプションの専用カラー材で豊富なカラーバリエーションを揃えていたり、「もこもこ仕上げ専用材」や「パティネ仕上げ用塗料」など仕上げのデザイン性を更に高めるオプション材料もあったりと、カスタム性が高いのも特徴だ。更には抗菌効果、消臭効果などの機能性も認められているというのも嬉しい。

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様々な風合いをつくり出すことが可能(引用:カントリーベース)

20kg缶ひとつで最大11㎡施工可能とされているため、6畳の部屋の全面を施工するにはおよそ3缶必要となるだろう。カラー材やコテ等の道具まで含めて、3万円代でひと味違った雰囲気を手に入れられる。

手ですくって塗るだけの超お手軽
漆喰風塗料のMORUMORU

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MORUMORU施工事例(引用:ニッペホームプロダクツ)

続いて紹介するのは、家庭用塗料メーカー「ニッペホームプロダクツ」の「MORUMORU」だ。同社の塗料はホームセンター等で広く流通しており、「MORUMORU」も大きめの店舗なら塗料コーナーに並んでいるのではないだろうか。

こちらも漆喰の風合いを簡単に実現できる商品だが、材質は水性シリコンで漆喰ではなく、あくまで漆喰風塗料という位置付けである。そのため漆喰のような機能性はないが、見た目や質感は本物さながらとなっている。

屋内はもちろん屋外でも、壁紙の上でもコンクリートの上でさえも施工可能な汎用性の高さと、道具不要で手で塗れるという圧倒的手軽さが魅力だ。

マスキングテープやマスカーで養生を済ませたあと、容器のフタを開けて、付属のビニール手袋を着用したらそのまま手ですくって壁に塗りつけるだけでOKなので、不器用でも、子どもでもお構いなしの簡単さである。

なだらかに塗ったり、指を立てながら扇状に塗ったり、何となく行き当たりばったりで塗ってもきっと「イイ感じ」の風合いになってくれるだろう。

MORUMORUを施工した壁のアップ
MORUMORUを施工した壁のアップ

固めの生クリームのような触感で壁への食いつきが良く、厚みも出しやすいので、下地のビス穴や継ぎ目を塞ぐパテの役割も同時に担うこともできる。ただ乾くと素材が多少痩せてしまうので、その場合は重ね塗りが必要だ。

カラーは白一択となる。MORUMORUにペンキを混ぜたりすることはできないため、色をつけたい場合は乾いたあとで上から塗ることになり、手間が増えてしまうことは留意されたい。また木下地に塗る場合は黄色く変色しやすいので、事前にアク止めシーラーを塗布することをおすすめする。

6畳の壁の約半分、およそ14㎡施工可能な14kg缶が8,000~8,500円程度で購入可能というのもありがたい。非常にコスパに優れた商品で、築古物件との相性もバッチリだ。

唯一無二のおしゃれ繊維壁
ラトビア出身・シルクプラスター

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海外のおしゃれな部屋の雰囲気を再現可能(引用:ヤマチコーポレーション)

最後に紹介するのは、ラトビア共和国発の「塗る壁紙」こと「シルクプラスター」だ。シルクやセルロース繊維といった天然素材のみを用いて作られており、フェルトやファブリックのようなふわふわ、もこもことした独特で温かみのある表情をつけられるのが特徴である。

施工の際は乾いた繊維の塊の状態になっているシルクプラスターに大量の水を注ぎ、手で混ぜ合わせて練ったあと、12時間ほど寝かせるという独特の下準備が必要となる。そのあとはプラ製のコテで塗り広げていくことになるが、密着性はやや弱いため、床にボタっと落ちないように、少量ずつ薄く広げていくとよいだろう。

もっとも落ちたり、はみ出したりしても跡はつかないし、リカバリーも容易なのでDIY初心者はもちろん、子どもにだって気軽にチャレンジさせてあげられるだろう。下地は石膏ボード、プリントベニヤや壁紙の上など幅広く対応するが、専用プライマー(もしくは市販のカチオンシーラー)での下地処理は欠かせない。

カラーバリエーションはべーシックな「アートデザイン」シリーズだけでも、やわらかい雰囲気のパステルカラーを中心に40種類あるほか、ラメ仕様の「ヴェルサイユ」シリーズも含めれば80種類にもなり、豊富すぎるほどの選択肢が用意されている。他にあまり無い素材と質感ということもありイメージが湧きにくいと思うので、気になる方はぜひサンプルを取り寄せて確かめて欲しい。

シルクプラスターを施工した壁のアップ
シルクプラスターを施工した壁のアップ

価格はアートデザインシリーズが1袋5,500円で、施工面積は約3㎡とされている。副資材も合わせれば㎡あたり2,000円を越えてくるため、賃貸においては壁の一面や部屋のニッチの部分など、ピンポイントで使うのがおすすめだ。

一部に使うだけでも、唯一無二の質感、存在感で部屋のおしゃれ度を格上げしてくれるだろう。

今回紹介した商品たちのように、壁のDIYリフォームには、定番の壁紙や塗装以外にもさまざまな選択肢が存在する。ひと味違った物件に仕上げたいと思った時に、取り入れてみてはいかがだろうか。

健美家編集部(協力:Tamaarai(たまあらい))

Tamaarai

■ 主な経歴

地方都市でサラリーマン業、ライター業、大家業の3足のわらじで活動する30代。 趣味は物件と料理のDIY。 特技は人の顔と名前を覚えること。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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