2011年に東日本大震災が発生してから、今年で10年という節目を迎えた。
しかし、世界有数の地震大国である日本に住んでいる限り、震災レベルの大きな地震は、今後も発生すること確実視されている。
私たち不動産投資家は、地震や津波被害などの大きな投資リスクに目をそらさず、より確実に備えておかなければならないことは、改めて言うまでもないだろう。
そこで重要になるのが、火災保険と共に加入する「地震保険」の存在だ。
しかし、この地震保険については以前から、その仕組みや請求の可否について、加入者がきちんと理解していないケースが多いと指摘されている。
今回、その事実を裏付けるアンケート結果が、民間の調査によって明らかになった。
その一部を、これから紹介してみたい。
■地震保険に対する理解度は低かった?
このアンケート調査は、総合調査会社の株式会社トクチョーが2020年6月、全国の不動産オーナーや経営者、企業の管理部門など500名以上を対象に実施したもの。
地震保険の補償内容や手続きなどについて、
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