高齢化率は過去最高を更新
シニアを取り巻く暮らしに変化
日本が世界に類を見ないシニア大国なのは、ご存じの通り。総務省が今年9月20日の敬老の日に合わせた公表によると、日本の総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は29.1%と、過去最高を更新した。これは、2015年の国税調査を基にしたシニアの人口推計から導かれた数値で、65歳以上の人口は前年比22万増の3640万人(女性2057万人、男性1583万人)、団塊の世代を含む70歳以上人口も前年比61万増の2852万人を記録した。30%に迫る高齢化率は世界トップで、2位のイタリア(23.6%)、3位のポルトガル(23.1%)を大きく上回る水準だ。

高齢化率の上昇はシニアの暮らしを大きく変えている。かつて、55歳だった定年は平均寿命の上昇や団塊世代の大量引退などを見据え60歳、65歳と引き上げられ(努力義務を含む)、2020年3月からは70歳までの就業機会確保が企業の努力義務になった。
「働きたい」
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