新型コロナウイルスの影響が賃貸住宅市場にも広がっている。リーシング・マネジメント・コンサルティングが3月上旬に実施した「新型コロナウイルスによる賃貸住宅マーケットへの影響について」を見ると、賃貸仲介事業者の4割強が売り上げに影響を受けている。
首都圏(1都3県)の賃貸仲介 151 社のアンケートをもとに集計したもので、具体的な影響については、「来店数の減少」が最も多く、「入居日のずれ」であったり、「申し込みキャンセル」も発生していることがわかった。「中国の工場が稼働していない影響で資材が調達できず、新築の竣工やリフォームが遅れており引っ越し日がずれた」という声もあった。
不動産情報サイトを運営するLIFULLの「新型コロナウイルス感染症に対する不動産事業者の意識調査」でも「既に企業活動に影響が出ている」との回答が7割を占めており、「来店者の減少」や「内見者の減少」の声が挙がっている。「商談の延期・中止」と「住み替えの減退」もそれぞれ3割超を占めている。
新型肺炎の収束・終息が今後の展開を握っているが、このまま見通しが立たずにズルズルと時間が経過するほど悪影響は大きくなり、それは賃貸オーナーに
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